レンジ・トラップ(罠)

 レンジ・トラップ、そういう言葉があるのかどうか分かりませんが、先日ふと浮かびました。ネット検索してみると、電子レンジ?という感じですので、私の造語のようです。

 みんなのFX(裁量取引)のユーロ/ポンドと豪ドル/円は、一か月余りしこっている有様ですが、ポジるときに、なんとなく罠に嵌められたような、特にレンジ相場での代表的ともいえる罠に嵌った思いがしてなりません。
 だからレンジ・トラップという言葉がよぎったのかも、と思います。


【ユーロ/ポンド 日足】

 ユーロ/ポンドの買ポジションですが、これは見事な天井買いでした。
 英国の経済指標の悪化懸念もあり、一目均衡表の雲上抜けを期待しての買いでしたが、結果は「行って来い」。その後はダラダラとレンジ相場が続いています。


【豪ドル/円 日足】

 豪ドル/円の売ポジションは、これも見事な底売りでした。
 中国リスクに加え、一目均衡表の三役陰転というタイミングでポジったのですが、これもダラダラとレンジ相場が続いています。


 反省点としては、FXに関する書籍には必ず書いてあると思いますが、「トレンド相場」か「レンジ相場」かを把握する環境認識)、これができていなかった、ということだと思っています。今更ながらに基本中の基本がなっていなかった、わけです。


 しかし、つらつら考えてみるに「それが素人にも簡単にできるのであれば、FXって楽勝じゃないの?」と思ってしまいます。
 なぜなら、私自身、環境認識はボリンジャーバンドやMACD・DMIで行っているつもりなのだが・・・、実は、基本中の基本ではあるものの、最も難しいのでは?と思います。


 そこで、少し勉強です。
 先日、Amazonで購入した水上紀之著「FX常勝の公式20」(2017 standards 中古本)から。
    ・ 相場は、次の4つに大別できる。
       ①トレンド相場
       ②トレンド相場からレンジ相場への変わり目
       ③レンジ相場
       ④レンジ相場からトレンド相場への変わり目
      そして、FXで勝つためには「それぞれの相場に適した方法で取引する」ことが肝要。

    ・ レンジ相場には3段階ある。
       レンジ相場はトレンド相場から移行したばかりの激しい上下動をする「乱高下期」、上下動が落ち 
      着く「安定期」、そして安定期よりもさらに値幅が狭まる「収束期」の3段階からなっている。
    ・ レンジ相場では、天井と底の目安を定め、逆張りをクールに繰り返すことが大事、とのこと。


 これまで、レンジ相場の天井と底で順張りをしていたわけですから、そこに罠が仕掛けられていたんだろうな、と変な納得をしています。
 では、その罠を仕掛られているポイントは何処か、というと「重要イベントや経済指標発表時」が多いように思えます。
 先日作ったマイルールの「重要イベントや指標発表前には影響のあるポジションをスクエアにする。」ですが、これは罠にかからないように、という意味だったのかもと変な納得をしています。


 FXは、いろんなところに様々な罠が仕掛けられている、という意識を常にもってすれば少しはましなトレードできるのでは、と思った次第です。
 それと、今、ふと頭に浮かんだのが武田信玄の『風林火山』です。
 「はやきこと風の如ごとく、しずかなること林の如く、侵掠しんりゃくすること火の如く、動かざること山の如し」ですね。座右の銘にしようかと思います。


【ドル/円 日足】

 昨日のドル/円はレンジを上抜け147.80円まで上昇しましたが、はたしてレンジ・ブレイクしたのか、それともダマシか?と気になるところですが、私自身はレンジ相場継続と見ています。その根拠は、MACDがダイバージェンスを完成させているからです。
 さてどうなるでしょうか。

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